2008年3月31日月曜日

独断と偏見の映画評価-2

「シンデレラマン」4
 1930年代の不況下のアメリカでのロートルボクサーの実在の 話。スタッフとキャストがよいとやはり楽しめた。ボクシングシーンは迫力があり、女性にはチト辛いかな?でも根底には夫婦愛や家族愛がある。一見の価値あり!  


「容疑者 室井慎次」3
 「踊る大走査線」シリーズから派生したスピンオフ映画。題名からして暗いイメージがある。実際も明るいところが少なくて、地味な作品。このシリーズのファンならば『室井慎次』像が深まったかもしれないが、普通の観客にはちと辛い.


奥さまは魔女」2
 かつての連続テレビドラマが懐かしい人には、、、ガッカリ だろう。主役ニコール・キッドマンの魅力も薄かった。有名な女流脚本家&監督(そ う言えば今回紹介の邦画も脚本家の初監督作品だった)の映画としても失敗作。笑えないコメディの見本だ。 


「皇帝ペンギン」3
 前評判通り、眠気を誘う快い(?!)音楽と南極の厳しい自然の中で子育てをするペンギンの健気さがよくわかった。NHKの「不思議 大自然」 と切り口が違っているのは、国民性の違いか?このフランスのドキュメント映画、いまアメリカでも異例のヒットをしている。 


「マダガスカル」3
 ディズニーではなくて、ドリームワークス製作のアメリカン3Dアニメ。日本語吹き替えでも楽しめた。でもストーリー的にはまあまあ。家族連れでは楽しめそう。


「ヒトラー~最期の12日間~」4
 題名の如く ナチスの独裁者アドルフ・ヒット ラーの最期とナチスの崩壊を描いたドイツ映画。戦後60年経って語れることもある。 日本はどうだろうか?2h35が長く感じなかった。タカノ橋のサロンシネマにて、9月9日まで。但し上映時間は劇場に聞いて、確認してください。


「亡国のイージス」4
 骨太の日本映画。ただ映画化のために焦点を絞ってあるため、判り辛かったり、単なるヒーローものと感じることもあるだろう。しかし、平和ボケ(?)している我々には一度考えてもよいテーマかもしれない。「おすぎさん」は絶賛されていました。  


「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」4
 27年経ってやっと完結した物 語。しかし、やっと終わったという感想だけだ。しかし、1978年日本初公開当時、私はやっと社会人になった。そして今は、、、中年のおじさんになっている。その長い時代を生きてきたという感慨だけが自分に残っている。まあ6作品すべて劇場で観ら れて幸せ、、か? 


「宇宙戦争」3
 原作が超有名なので、話的には目新しいものはない。映像や音響は確かに凄い。でも何を訴えたかったのかわからない。「家族愛」や「人類共通の敵に対する協力」など、どうも変だ。大きなスクリーンで観る価値はあるかも。  


「Dear フランキー」4
 ごめんなさい!22日まで中の棚の「シネツイン1」での 公開です。イギリスの小さな町に住む母と難聴の息子の話。とてもよいしみじみとしたストーリーで観た人は必ず満足します!!「よい映画はひっそりと公開する」!!


「フライ、ダディ、フライ」4
 邦画である。中年の社会人と落ちこぼれの高校生たちのひと夏の体験。感動の少ない、また「守るものが何か?それをどうするのか?」 のわからない現代を痛烈に皮肉っている秀作。観て損のない映画だ。

2008年3月27日木曜日

何とか、かんとか…

息子が第一志望校に合格しました。

市立高校のおかげで、年間の授業料が安い!

私の小遣いが減ることなく飲みに行ける!

しかも仕事の得意先!

孝行息子ですね~

今日はとりあえず祝杯です…(^ヘ^)v

2008年3月14日金曜日

息子のお受験

中三の息子の受験が終わった。
私立は合格したけど、本命の広島市立美鈴が丘高校の発表は13日。

倍率が1.62と昨年より大幅アップとなり、
自分が滑るはずがないと壮語していた息子も、
試験の出来に不安げだ…
小・中と公立を進んできたので、初めての受験と勉強に戸惑ったらしい。

私立と市立では私の懐具合が大違い。
私自身は中学から大学まで全部私立だったので、今更ながら親に感謝の気持ちが湧いてくる。

大学受験では二浪し東京の予備校に通い、
何とか補欠で合格して東京の大学へ行かせて貰った。
就職では親の反対を押し切り大阪の印刷会社に飛び込んだ。

三年後に父の癌が見つかり広島に帰り、一年後に父は亡くなった。
未だに夢で父に叱られるが、きっと孫の成長を喜んでくれてるだろう。

これからの息子にどんな人生が待っているのだろう?
楽しみでもあり、
不安でもあり、
結局は何とかなるだろうと楽観している。

塾や予備校に通いながら大学を目指すも良し、
野球に打ち込んでスレスレで卒業するも良し、

私には出来なかった事、嫁と孫を見せてくれたら良いと楽しみに思っています(^.^)

2008年3月6日木曜日

独断と偏見の映画評価-1

ねずみ

更新が遅れていました。
息子の高校受験真っ直中で、一人静かに過ごしていました(--;)

この間にに見た映画の評価を載せることにしました。
評価は6段階でマークの多い方が上です。

あくまでも独断と偏見に満ちていますので、突っ込みは不要です(`´メ)

「マラソン」4
 食傷気味の韓国映画だが、このように『人間をやさしく、でも真摯に見つめて』観せてくれる作品もいい。障害者を持つ母親の心情をうまく表現している新人監督の手腕に、韓国映画の底力をみた。 
「バットマン ビギンズ」2
 やはりアメリカのコミックの映画化もおもしろくな いなあ。そう暗くはなかったが、プロセスというか筋立てがまったくまずい。これだけの俳優を使っているのに。渡辺 謙さんも残念! お暇だったら 

「電車男]4
 これは迅速な映画化の勝利だ。あんなに読みにくい原作をよくぞここまでしたものだ。テンポもよく、ほろっともさせる。「おたく」たちの実態や 今の若者の行動も垣間見た気がする。ラストもよい。    


「ミリオンダラー・ベイビー」5
 今年のアカデミー賞で主要4部門を獲得した話題の映画。女子プロボクサーの話だが、人間のドラマ。最初の語り口から引き込まれた。内容は詳しくは書かないが、どの立場から見ても一級品。絶対のお薦め!奇しくも今年のアカデミー外国語映画賞を得たスペイン映画「海を飛ぶ夢」ともリンクしていた。また名作『ショーシャンクの空に」とも、、。


「ヒナゴン」2
 日本映画の悪い点がモロに出ていた。脚本の無理さに役者も素人 も引きづられたか?感動などもない。無理して(ご当地のよしみで)


「キングダム・オブ・ヘブン」4

 12世紀末のエルサレムを舞台に、キリスト教の『十 字軍』とイスラム教の民が争う様子を一人の無欲な青年の眼を通して見せてくれる大活劇映画。話は荒いが、迫力あり、心情的には○。ヒロインの眼がきれい。「炎のメモリアル」 消防士の命を賭けた仕事振りと、家族や仲間との絆を見せてく れる感動もの。火事の凄さや恐ろしさもよくわかる。単なるヒーローものやお涙頂戴にしてないところにも共感できた。   評価 ○プラス


「交渉人 真下正義」4

 例の「踊る大捜査線」からの番外 篇ですが、よく出来たサスペンス映画になっております。2h07が短く感じました。適材適所の配役には日本映画もまだまだ捨てたものではないな という印象でした。映画の内容について書くと、面白みまでばらしてしまいそうなので、あえて書き ませんが、この手の映画は知らずに観ることをお薦めします。元を知らなくても十分 堪能できます。 

「戦国自衛隊1549」3
 これも自分の予想の範囲内(想定内)だった。すなわち驚くような展開になってない。ありきたりで、辻褄もあってない。まあ歴史って事実とは限らないのだから、「何でもあり」か?     


「大統領の理髪師」4

 '60年代の韓国激動の時代に、題名のように政治家との関係を持った一庶民の家族の生活をコメディタッチでみせてくれた佳作。現実がシビアな分だけ、のほほんとした主人公に救われる。これも是非観て欲しい映画